インド中銀デジタル通貨、普及に向け銀行以外のアプリも活用へ

[ムンバイ 5日 ロイター] - インド準備銀行(RBI、中央銀行)は5日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)「eルピー」の利用普及に向け、アプリプロバイダーを含む銀行以外の決済事業社を活用する計画を発表した。

RBIは昨年CBDCを試験的に導入したが、提供できる事業社を銀行に限っているため、取引量は低迷している。

計画では、フォーンペ、グーグルペイ、ペイティーエムなどの決済アプリ事業社もeルピーを提供できるようにする。

RBIは、こうした事業社を通じた提供を円滑に進めるため、必要なシステム変更を行うと表明した。CBDCの試験導入に詳しい関係筋によると、こうした事業社のアプリがeルピーを提供したい場合にはRBIの承認が必要となる。

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