温度の課題に挑むソニーサーモテクノロジーが事業開始 ソニーの新規事業から会社化

ソニーサーモテクノロジーが4月1日付けで、本格的に事業を開始した。ウェアラブルサーモデバイス「REON POCKET(レオンポケット)」などの事業をソニーグループから承継し、新たに法人向けのサービスなども展開する。

ソニーサーモテクノロジーは2023年10月に設立。資本金は1500万円で、REON POCKETを手掛けてきた伊藤健二氏が代表取締役に就く。REON POCKETは、スタートアップの創出と事業運営を支援するSony Startup Acceleration Program(SSAP)から生まれた新規事業。SSAPのもとで事業として成長してきたが、気候変動の影響や環境意識の向上などにより温度に関わるソリューションへの関心が高まる潮流を受け、新会社として事業を開始したという。

今後は、REON事業に加え、温度ソリューション・IoTクラウドサービス「REON BIZ」により、法人市場も開拓していくとのこと。建築現場等の屋外作業環境やオフィスや倉庫などの屋内ファシリティの温度を可視化し、暑熱リスクの把握や、ファシリティマネジメントと空調温度の最適化などに寄与していくとしている。

REON BIZ公式サイト

ソニーサーモテクノロジー

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