自転車事故で死亡した過半数が頭部に致命傷 ヘルメット着用を「春の全国交通安全運動」街頭キャンペーン 広島・南区

「春の全国交通安全運動」の一環で8日朝、広島市南区で街頭キャンペーンが行われました。

「春の全国交通安全運動」は4月6日から15日までです。8日朝、警察や南区役所の職員、地域住民などが参加し、のぼり旗で安全運転を呼びかけるとともに、歩行者や自転車に反射材などの交通安全グッズを配布しました。

南区では、ことしに入って人身事故の件数が79件と、去年の同じ時期に比べて9件増えています。特に、南区内では通勤や通学で自転車を利用する人が多く、自転車の関係する事故の割合が広島県全体で2割程度となっているのに対し、3割を超えています。

広島南警察署 交通第一課長 石田尊久 警部
「自転車はあくまでも車の仲間でございますので、信号を守る、一時停止場所で止まる、こういった交通ルールを守って運転していただくとともに、身を守るためにヘルメット着用をよろしくお願いいたします」

警察庁の調査では、自転車の事故で亡くなった人のうち半数以上が、頭部に致命傷を負っていることから、警察は自転車のヘルメット着用を今後も呼びかけていくということです。

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