【F1】去就注目フェラーリのサインツが来季からメルセデス移籍へ「数週間以内に契約予定」

フェラーリのカルロス・サインツ(ロイター)

F1フェラーリのカルロス・サインツ(29)が、2025年からメルセデスへ移籍することが濃厚になった。

フェラーリには来季からレジェンドのルイス・ハミルトンが加入する予定となっており、それに伴ってサインツの今季限りでの退団が濃厚に。今季第3戦のオーストラリア・グランプリ(GP)で優勝するなど今勢いに乗っているトップドライバーの去就問題がにわかに注目を集め、王者レッドブルが獲得に乗り出す方針も取りざたされていた。

しかしサインツは新天地を名門メルセデスに決めたようだ。米放送局「FOX」メキシコ版は「カルロス・サインツが、ルイス・ハミルトンの後任としてメルセデスで2025年のF1シーズンに臨むことになる」と水面下でメルセデス移籍が合意に達したと報道。続けて「チームに近い情報筋は、トト・ヴォルフ(メルセデス代表)がサインツで決定するだろうと認めた」と強調した。

さらに同局は、英国の有名モータースポーツジャーナリストのウィル・バクストン氏による指摘も引用しながら「トト・ヴォルフはハミルトンの代わりに、スペイン人選手を起用することを決め、数週間以内に契約する予定だと確認されている」と今月中にも正式契約する見込みと伝えている。

レッドブルが有力候補とみなしていたサインツのメルセデス行きが正式決定すれば、レッドブルへの昇格候補になっているRBの角田裕毅(23)の去就にも影響が出てくる。今後の動向から目が離せなくなってきた。

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