記念車両で入社式 車掌用マイクで抱負語る 海老名市・座間市・綾瀬市

抱負を語る新入社員

相模鉄道株式会社(千原広司社長)は4月1日、かしわ台駅近接の車両センターに留置した「相鉄・東急新横浜線」の開業1周年を記念する特別車両の車内で入社式を開き、35人の新入社員が抱負を語った。

入社式で千原社長は「いま抱いている夢や目標を忘れず、大切に、その実現に向けて努力を積み重ねてください」と激励した。その後、新入社員は名前を呼ばれるとそれぞれ車掌放送用マイクを握って「全力で仕事に取り組みたい」、「お客様の安全第一の鉄道マンになりたい」などと抱負を述べていた。

今年はJR直通運転開始から5年目、また東急東横線への直通運転が1周年を迎えた節目の年ということで特別車両の車内で行われた。

車両内での入社式は、今年で3回目。初めての試みとして、鉄道ファンや沿線住民に「幸せを呼ぶ黄色い電車」として知られる「モヤ700系」が駆け付け、車両前で集合写真の撮影を行った。

エキスパート職として入社した楢山玲加さん(22)は、学生の時に同社でアルバイトをしており、その際に女性運転士に憧れて入社を決意したという。楢山さんは「お客様に信頼される運転士を目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。

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