「ひきょう者」指導で提訴 私立高2年死亡、大阪

 大阪市天王寺区の私立清風高2年の男子生徒=当時(17)=が2021年に自殺したのは、試験でカンニングした後に教師らから「ひきょう者」と言われた不適切な指導が原因として、両親が8日、学校法人「清風学園」に計約1億円の損害賠償を求めて大阪地裁へ提訴した。

 法人側が設置した第三者委員会は指導と自殺の因果関係を否定。法人側は「訴状が届いておらずコメントを差し控える」、両親側は「学園側の真摯な対応がないのは残念。学校での指導死はあってはならないことだと思います」とそれぞれコメントした。

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