中国主導の月面基地計画にタイも参加–海外からの参加は8カ国に

タイは4月5日、中国が主導する月面基地計画「国際月面研究ステーション(International Lunar Research Station:ILRS)」に関する協力覚書に調印した。

ILRSは2030年代の建設が予定されている月面基地で、2035年以降は有人基地としても利用される。中国の他にロシアやベラルーシ、パキスタン、アゼルバイジャン、ベネズエラ、南アフリカ、エジプトが参加を表明している

今回の覚書は、中国の宇宙機関、中国国家航天局(CNSA)と、タイの高等教育・科学・研究・イノベーション省(Ministry of Higher Education, Science, Research and Innovation:MHESI)との間で交わされた。宇宙空間と探査と平和利用における協力に関する覚書にも署名している。

CNSAによれば、タイはILRSに参加する9番目の国となる。タイと中国はILRSの実証、プロジェクトの実施、運用、応用で協力する。両国は専門家チームを組織し、科学、工学、国際協力の分野で研究するという。

(出典:CNSA)

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CNSA発表

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