沖縄の小中学校で始業式 自己紹介した先生に児童が質問攻め 教諭が答えたやりがいは「皆の成長する姿」 那覇小学校

真新しい教科書を受け取り、教室で談笑する6年生=8日、那覇小学校(竹花徹朗撮影)

 沖縄県内の多くの小中学校で8日、始業式が開かれた。那覇市立那覇小学校(新川美紀校長)では、児童はクラスメートや、学級担任と顔を合わせて新学年の学びを笑顔でスタートさせた。
 新川校長は「知恵を出し合い、元気で笑顔いっぱいの学校を作っていきましょう。それには皆さんのアイデアと行動力が必要です」と児童に呼びかけた。

 始業式後、6年1組の学級開きで知念香織教諭が自己紹介すると、児童が好きな食べ物などを尋ねて質問攻めにした。教師としての働きがいを問われ、知念教諭は「皆の成長する姿を見守るのがやりがいです」と答えた。

 英語や漢字のクイズで盛り上がったり、教科書が配布されたりして、児童は最終学年としての決意も新たに。與那覇蓮司さん(11)は「国語が苦手だが、70~80点を取れるようにしたい。サッカーも頑張る」と話した。9日は県内の多くの小中学校で入学式が行われる。

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