道警 SNS使った犯罪対策強化へ 専門部署設置

SNSの闇バイトなどで実行役を募り、グループで特殊詐欺や強盗を繰り返す「匿名・流動型犯罪」。その取り締まりを強化しようと、道警本部に専門部署が設置され、きょう発足式が行われました。新たな部署は組織犯罪対策局内に発足しました。

伊藤泰充本部長「組織犯罪対策を部門横断的に推進し、犯罪組織の弱体化・壊滅という目的を果たし、道民の期待に応えていかなければならない」

匿名・流動型犯罪をめぐっては、道内でも近年、SNSなどを通じて互いに名前を知らないままグループで犯行に及び、特殊詐欺の「受け子」や「かけ子」として摘発されるケースが相次いでいます。事件ごとに実行役が入れ替わり、実態が見えづらいのも特徴です。新たな部署には特殊詐欺などの事件に携わる捜査員を配置し、情報収集や手口の解析を進めて、摘発に力を入れます。

© テレビ北海道