中国の水利用、効率と効果は向上続く

中国の水利用、効率と効果は向上続く

湖北省宜昌市秭帰(しき)県に建設された三峡ダムと送電線。(2月21日、小型無人機から、宜昌=新華社配信/鄭家裕)

 【新華社北京4月8日】中国水利部の李良生(り・りょうせい)副部長はこのほど、水利部門がここ数年、関連部門と共に節水行動を着実に行い、節水関連の制度や政策を確立・改善し、農業分野の節水効率の向上、工業分野の節水と二酸化炭素(CO2)排出量の削減、都市部の節水と損失低減を持続的に推進し、水の利用効率を大幅に高めたと明らかにした。

 2023年の国内総生産(GDP)は14年に比べ、2倍に増加した一方、水利用量は6100億立方メートル以内で推移し、GDP1万元(1元=約21円)当たりの水利用量は41.7%、工業増加値(付加価値額)1万元当たりの水利用量は55.1%それぞれ低下した。農地かんがい用水の有効利用係数は0.530から0.576に上昇し、非在来型水資源の利用量は211億立方メートルに拡大した。水の利用効率と効果は持続的に向上し、社会全体の節水意識は高まりつつある。

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