教育ネット、デジタルAI教材「らっこたん」を使用した「令和6年度【第1回】情報活用能力検定」の参加自治体・学校を募集

教育ネットは、ミラボとの共同開発によるクラウド型デジタルAI教材「らっこたん」を使用した、「令和6年度【第1回】情報活用能力検定」を実施する。参加費は無料で、調査期間は4月15日~7月26日。現在、検定に参加する自治体と学校を募集している。

「情報活用能力検定」は、自治体・学校単位で子どもたちのタイピングスキルと情報活用能力の習熟度を可視化することで、より活発な端末活用に必要なスキルの習得を促すことを目的として行われる。

検定を受けたその場で、自治体・学校・受検した児童生徒それぞれがグラフ化されたデータを確認でき、詳細データは後日、自治体・学校へレポート形式でフィードバックされる。さらに、前回の調査結果との比較レポートも送られるのでスキルの推移が確認でき、継続的な指導に役立てられる。

同社は、2022年度から「らっこたん」を使用した「全国統一タイピングスキル調査」を実施している。「情報活用能力検定」では、10分間の調査でタイピングスキルに加えて、情報の判断といった総合的な情報活用能力の習熟度を計れる。

また「タイピングスキル検定(旧全国統一タイピングスキル調査)」は、これまで全国の延べ4万4687名の児童生徒が参加しており、学年別で1分間あたりの正しい入力文字数などの統計結果を得られた。

検定実施者の日本語入力スキルでは、文部科学省が掲げる2026年のKPI(中間目標)相当を上回る入力文字数となった割合が、小学生で23.3%、中学生で7.0%となっている。

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