「正直、前半に2点3点取りたかった」遠藤航、マンUとの痛恨ドローを悔やむ。勝点1差に3チームの優勝争いに言及「プレミアの難しさを感じる」

遠藤航が所属するリバプールは現地4月7日に開催されたプレミアリーグの第32節で、マンチェスター・ユナイテッドと敵地で対戦。2-2のドローに終わった。

前半はリバプールがホームチームを圧倒。22分には、遠藤のパスを起点に獲得したCKからルイス・ディアスネットを揺らし、幸先よく先制する。

しかし、シュート15本を放ったファーストハーフに追加点を奪えなかったのが響き、50分、68分と被弾して逆転を許す。84分にモハメド・サラーのPKで追い付いたものの、勝点2を失ったような印象だった。

アンカーで先発し、逆転された直後の69分に交代となった遠藤は、試合を中継した『SPOTV NOW』のインタビューで、こう試合を振り返った。

「前半は入りも良くて自分たちの形でチャンスも作ってたんで、そこで1点は取れましたけど、2点3点取りたかったなというのが正直なところ。後半は相手もブロックを作ってしっかり引いてカウンターでチャンスを作っていこうというところで、後半の入りだったり、2点目を取られるまでのゲーム運びはもう少し改善できたかなと思います」

【動画】遠藤航がユナイテッド戦で圧巻のボール奪取を連発
自身の出来については、「満足はしてないですけど、相手のボールを持った時に特に自分のところでしっかりボール奪えるように、周りとの距離感をよくしてボールを奪えるようにというかチームとしてボール奪えるように意識していたんでその辺は良かったと思います」と評している。

このドローにより、アーセナルに勝点71で並ばれ、得失点差で首位から陥落した。さらに3位のマンチェスター・シティも1ポイント差と大混戦となっている。

「引き分けでも結果としては満足できない状況、それが多分このプレミアの首位争いをしているチームのメンタリティというか、やっぱり常に勝ち続けなきゃプレミアリーグのタイトルは取れないというところは改めて難しさは感じます」

熾烈な優勝争いについて、そう語った日本代表MFは「残りとにかく全勝する気持ちでやらないとこのタイトルは取れないと思います」と続け、こう意気込んだ。

「今日もいい所ところはありつつも、チームとして課題が出たところあると思うのでしっかり改善していきながら、最後に優勝できるようにやっていきたいと思います」

残り7試合。背番号3は気を引き締めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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