U-19日本代表FW高岡伶颯(日章学園高校)がイタリアの“名門”インテルのトライアウトを受ける予定だったものの、実際にはトライアウトの話自体が存在していなかった模様だ。
インテル専門メディア『インテルライブ』によると、現地のとある代理店からインテル関係者との面談およびトライアウトを保証された高岡と代理人は、ミラノに渡航。しかし、『インテルライブ』曰く「ミラノに着いてみると、“ネラッズーリ”(インテルの愛称)のトライアウトはおろか、面談のアポイントすら取られていなかった」という。
ミラノへの渡航は自費だったこともあり、同メディアによれば高岡と代理人は「前述の代理店からの払い戻しを信じ、彼らはホテルと街を往復する果てしない時間を過ごすことになった」ようだ。
一方、『インテルライブ』は「おそらく彼らは明日出発できるだろう」とも伝えており、ひとまず帰国する目途は立っている模様だ。
昨年11月10日から12月2日にかけて開催された2023 FIFA U-17ワールドカップ(W杯)で、高岡は3試合連続ゴールを記録する活躍を見せ、一躍“時の人”となった。今回の“トライアウト詐欺”被害を受け、『インテルライブ』は「U-17W杯で躍動した有望な“スモール・フォワード”であるタカオカには、消えたインテルの夢の苦い思いが残っているかもしれない」と伝えている。