新国立劇場フルオーディション企画第7弾『消えていくなら朝』全キャスト決定

新国立劇場2024 / 2025シーズン『消えていくなら朝』の全キャストが決定した。

本作は、小川絵梨子芸術監督によるすべての出演者をオーディションで決定するフルオーディション企画の第7弾。『消えていくなら朝』は、2018年7月に蓬莱竜太が新国立劇場のために書き下ろし、宮田慶子が演出、第6回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞した作品だ。今回は蓬莱自身が演出を手掛ける。

最も身近で、最も厄介な存在である「家族」を、蓬莱独自の視点で切り取った本作が、オーディションを経て選ばれた6名のキャストと共にどんな新たな“光景”を生み出すのか期待が高まる。

■キャスト
羽田定男(僕):関口アナン
羽田庄吾(兄):松本哲也
羽田可奈(妹):田実陽子
羽田君江(母):大沼百合子
羽田庄次郎(父):大谷亮介
才谷レイ(彼女):坂東希

『消えていくなら朝』は2025年7月に新国立劇場 小劇場で上演予定。

■作・演出 蓬莱竜太 コメント
たくさんの役者さんに出会えたオーディションでした。オーディションとは残念ながらほとんどの役者とご一緒できないのだと、改めて痛感しました。色々な迷いと思いの中、6人を選出させていただきました。その選択が既に作品の世界と核を作るような作業だと感じていました。公演は来年ではありますが、長い期間をかけながら作り上げていきたいと思います。是非ともその世界を味わいに劇場に足を運んでください。

■演劇芸術監督 小川絵梨子 コメント
『消えていくなら朝』のオーディションにご応募くださった方々、そして長期にわたるオーディションにご参加くださった方々に厚く御礼申し上げます。
オーディションを通して皆様と出会う機会をいただけることは、我々劇場にとりましても、また演出家の方々にとりましても大切な財産です。
本企画はこの度で7回目を迎えましたが、これまで続けてこられたのは、ご応募くださったお一人おひとりのおかげです。オーディションですべてのキャスティングを、との思いを掲げても、参加してくださる方々がいてくださらなければ、この企画自体を続けることが難しかったと思います。
過去には本企画でのオーディションでの出会いから、当劇場の作品や、またご担当くださった演出家の方の別の作品でご一緒させていただく、といった機会も少なからず生まれており、本企画を続けていく上でひとつの励みともなっております。
新国立劇場演劇では、引き続きオーディションにて作品を作ることの豊かさとその意義を探究しつづけて参りたいと思います。皆様にまたご興味を持っていただくことができましたら幸いに存じます。
重ねて、本作品に興味を持ってくださったこと、オーディションにご参加いただきましたお一人おひとりに、心より感謝申し上げます。

<公演情報>
シリーズ光景─ここから先へと─Vol.3 『消えていくなら朝』

2025年7月
会場:新国立劇場 小劇場

作・演出:蓬莱竜太
芸術監督:小川絵梨子
出演:大谷亮介、大沼百合子、関口アナン、田実陽子、坂東希、松本哲也

チケット一般発売:2025年5月6日(火・休)
※料金:未定

公式HP:
https://www.nntt.jac.go.jp/play/morningdisappearance/

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