卓球女子で五輪３大会連続メダリストの石川佳純さんは〝伝え手〟としてスポーツの魅力を発信していく構えだ。
木下グループのスポーツアンバサダーに就任した石川さんは、８日に都内で行われた会見に出席。卓球女子の平野美宇、張本美和、フィギュアスケート女子の島田麻央、サーフィン女子の都筑亜夢路ら７人の所属選手に対し、インタビューを敢行した。
現役時代から親交のある平野や張本に対して的確な質問を投げかけた一方で、島田が競技時のメンタル面について回答した際には「石川さんは世界の舞台に立ってすごい結果を出しているが、どうしていますか？」と逆質問を受ける場面も。フィギュア界の次世代を担うヒロイン候補の疑問には「緊張はするものだと思うし、活躍の場が増えると期待やプレッシャーも大きくなると思う」と経験談を踏まえた上で「最後は自分を信じること、勇気を持つことがすごく大事。少しだけでも参考になればうれしい」とアドバイスを送った。
昨年５月に現役を引退した石川さんは「４７都道府県サンクスツアー」を実施中。６日にはフジテレビ系「パリ２０２４オリンピック」中継のスペシャルキャスターへの就任が発表されるなど、活動の幅を広げている。「大きく生活が変わったし、あっという間の１年だった。生活のリズムは変わったけど、毎日新しいチャレンジを経験をさせてもらっている。すごく充実した日々を過ごしている」と笑みを浮かべた。
