武田修宏氏が前園真聖氏のユーチューブチャンネルでベストイレブンを披露 2トップは…

武田修宏氏

サッカー元日本代表FW武田修宏氏が、元日本代表MF前園真聖氏のユーチューブチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演し、自らが選ぶベストイレブンを披露した。

武田氏はこれまでのJリーグベストイレブンと、Jリーグで活躍した各国代表経験者のベストイレブンを選出。Jリーグベストイレブンは、以下のメンバーとなった。

【GK】菊池新吉【DF】柱谷哲二、井原正巳、都並敏史、石川康【MF】ラモス瑠偉、カピトン、北沢豪、ビスマルク【FW】三浦知良、武田修宏

武田氏は2トップに自身とカズことFW三浦知良(オリベイレンセ)を選出した理由を力説。「なぜかというと理由があって、1993、94、95年の3シーズンで、おれとカズさん合わせて2人で約120点取っている。日本人ツートップで120点。今より試合数も少ないし、外国人もみんな代表クラスで試合に出るのも大変だったから」とJリーグでも屈指の決定力を誇ったことを強調した。

93~95年の3シーズンで武田氏は計60点、カズは94―95年シーズンにイタリア1部ジェノアでプレーしながら、Jリーグでも計59点を量産している。日本人選手のツートップでこれほどの破壊力を誇ったケースはなく、たしかに説得力がある。

また武田氏は、カズが読売クラブ(V川崎の前身)に加入した際のエピソードも披露。「カズさんはブラジルから来た時は背番号24だった。その時おれが背番号11だった」とその後カズの代名詞となる11番を当時付けていたという。

さらにカズが入団当初は周囲との連係で苦労した逸話も紹介。「パスが来なかった。最初はドリブルが多かったけど。ゾノ(前園氏)も経験しているけど、特殊なチームだから認めないし、個が強いから。1年目は読売クラブとかヴェルディもパスが回ってこない。カズさんでさえそのくらい。カズさんも先発で試合に出ない時もあった。当時は読売ってラモスのチームだったから。カズさんでさえも…」と名門ゆえのしきたりを明かすと、かつて所属した前園氏も「その難しさはある」とうなずいていた。

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