子供がエンジニアになるのは賛成、保護者の7割…意識調査

就職先を選ぶうえでもっとも大事にしたいと思うこと

レバテックは2024年4月3日、就活前の子供をもつ保護者290名と2025・2026年度に卒業予定の学生301名を対象に、就職活動に関する意識調査を実施した。約7割の保護者が、子供が将来エンジニアになることに賛成することがわかった。

レバテックが運営する、ITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェントのレバテックルーキーは2024年2月9日~15日、就活前の子供をもつ保護者290名と2025・2026年度に卒業予定の学生301名を対象に、就職活動に関する意識調査をインターネットにて実施した。

就職活動を控える学生が、就職先を選ぶうえでもっとも大事にしたいことは、「やりがいを感じることができるか」23.9%が最多となった。ついで、「仕事とプライベートを両立することができるか」21.6%となり、仕事だけでなく、プライベートも重視していることが明らかとなった。

大学生・専門学生の子供をもつ保護者が、子供の就職先でもっとも大事にしてほしいと思うことについての質問では、半数以上が「子供がやりがいを感じることができるか」52.1%と回答。子供だけでなく、保護者も子供の就職先に対して「働くうえでのやりがい」を重要視していることがわかった。

子供が将来エンジニアを目指すとなった場合、賛成するかという質問では、「賛成する」26.6%、「どちらかというと賛成する」53.4%となり、全体の約7割が賛成することがわかった。その理由は、「どのような職種でも、子供の意思決定は応援したいから」39.7%が最多で、「長く働き続けることができそうだから」28.4%、「安定している職業だと思うから」25.4%と続いた。この結果から、レバテックは保護者がエンジニアという職業に対して好印象をもっていることがわかったとしている。

エンジニアに対するイメージについては、保護者・学生共に「大学や専門学校等で専門分野を学んだ人が目指す職業である」がもっとも多い結果となった。レバテックが2024年3月に発表した「新卒エンジニアの実態調査」では、「エンジニア経験者の約4人に1人が文系出身者である」ことが明らかになっており、エンジニアは学部問わず目指せる職業であることがわかった。だが、応援したいと考えつつ、「エンジニアを目指すには専門知識が必要だ」というイメージをもつ保護者も多いのではないかと推察している。

いろは

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