盤石な日米関係を確認、発信する重要な機会に=訪米控え岸田首相

Shinichi Uchida

[東京 8日 ロイター] - 岸田文雄首相は8日、米国公式訪問を控えて官邸で記者団に対し、国際社会が複雑で多様な課題を抱え、日本を巡る安全保障環境が厳しさを増す中で日米同盟の重要性は一層高まっていると指摘した。国賓待遇による今回の訪米では「日米関係が一層盤石なものであることを確認したい。それを世界に発信する大変重要な機会になる」との見方を示した。

米議会で予定する演説では、国際社会が歴史的な転換点を迎える中で、日米が目指す国際社会、未来に向けて何をするべきか、「私の外交を巡るさまざまな経験や知見に基づいて、米議会、米国民、世界に対してしっかりと発信していく機会にしたい」と語った。

日米フィリピンの3カ国首脳会談に関しては、インド太平洋における平和と安定、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守る上で「3国の連携は大変重要だ」と指摘した。

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