再送ガザ休戦協議なお膠着、ハマス幹部「イスラエルの提案拒否」

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Nidal al-Mughrabi Ahmed Mohamed Hassan

[カイロ/エルサレム 8日 ロイター] - イスラム組織ハマス幹部のアリ・バラカ氏は8日、ロイターに対し、パレスチナ自治区ガザでの休戦を巡りエジプトの首都カイロで行われた協議でイスラエルが提示した停戦案を拒否したと述べた。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相は、ガザ南部ラファに侵攻する日程は決定していると発表した。ただ、具体的な日程は明かさなかった。

これに先立ち、ハマスの当局者は8日、ロイターに対し、カイロでの停戦協議で進展はなかったと述べた。

同当局者は匿名を条件に「占領の姿勢に変化はないため、カイロ協議には何も新しいことはない。まだ進展はない」と述べた。

一方、エジプト国営テレビ局アルカヘラ・ニュースは8日、同国高官筋の話として、協議に進展があり、基本的な項目について全関係者が合意したと報じていた。

提案の詳細は現時点で明らかになっていない。

イスラエルのネタニヤフ首相は8日、カイロでの協議に関する詳細な報告を受けたとし、「われわれは目標達成に向けて継続的に取り組んでいる。まずは人質全員の解放とハマスに対する完全な勝利を達成することだ」と指摘。「この勝利にはラファへの侵攻およびラファにいるテロリスト部隊の排除が必要だ。それは必ず起こる。日程は決まっている」と述べた。

ラファには100万人以上が避難しており、各国政府はイスラエルに侵攻しないよう求めている。

エジプトの治安筋と報道によると、イスラエルとハマスは3段階の停戦で合意につながる可能性のある譲歩を行った。

人質解放や、ハマスが要求しているガザ北部への避難住民の帰還に関する内容が含まれるという。協議は48時間以内に再開される。

一方、パレスチナ当局者によると、イスラエルが戦争終結やガザからの軍撤退、全市民の帰還を認めることなどを拒否しており、協議は行き詰まっているという。

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