作家の乙武洋匡氏（４８）が８日に東京・江東区で会見を開き、衆院東京１５区補欠選挙（１６日告示、２８日投開票）に無所属で立候補することを表明した。
乙武氏は「この度、行われます東京１５区補選におきまして、無所属で立候補する決意を固めましたことを報告させていただきます」とあいさつした。乙武氏は先天性四肢欠損症である自身の人生を振り返り「私たちの人生は大きな可能性に満ちている。私はこの身をもって、そのことを体現してきたつもりです」と話した。
自民党の裏金問題をめぐって政治不信を招いている現状について「政治が助けるべきはずの人々を助けてられていない。むしろ政治が人々を苦しめてしまっている」と嘆いた。立候補の理由を「誰よりもサポートを受けることの重要性を実感してきた私だからこそ政治によって人々をサポートしていきたい。そんな思いから立候補しました」と説明した。
続けて「皆さんと違う境遇を生きていきました。皆さんと異なる景色を見て来ました。だからこそ他の方とは違う、私にしかできない活動ができるのではないかと思っております」と訴えた。
