新たに複数の不適切な処理があったとして懲戒免職 書類送検され起訴猶予の県の男性係長【徳島】

不適切な会計処理を行った疑いで書類送検され起訴猶予となっていた徳島県の男性係長について、新たに複数の不適切な処理があったとして、徳島県は4月8日、この係長を懲戒免職としました。

懲戒免職となったのは、徳島県の林業振興課に所属する46歳の男性係長です。

県によりますと、この係長は観光政策課に在職していた2017年度と2019年度に、あわせて3件のイベントにおいて契約手続きをせず事業者に業務を発注し、別の業務に含めて支払う不適切な会計処理を行ったということです。

また別のイベントでは、上司に無断でマネキン代わりに成人用玩具を購入していました。

これらの行為が公文書偽造・作成にあたるとともに、県に損害を与え、その信用を著しく失墜させたとして、県はこの日、この係長を懲戒免職としました。

また、これらの不適切な会計処理の一部に関わったとして、49歳の当時の上司を停職1か月としました。

(県 企画総務部 島田浩寿副部長)

「今後、より一層の職員の綱紀粛正及び服務規律の確保の徹底に努める。この度は、大変申し訳ございませんでした」

このほかにも、県立中央テクノスクールの36歳の男性主事が2023年10月に支払い事務を行う際、決済する4人の上司全員分の印鑑を購入し、書類などに無断で押印して支払いを行ったとして、この男性主事を減給3か月の懲戒処分としました。

また、海部病院の37歳の男性主任が道路整備課に在職していた2020年当時、SNS上でフェミニズム活動家に対し名誉を棄損し、侮辱にあたる内容を投稿したとして、この男性主任を減給2か月の懲戒処分としました。

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