米ラジオ、香港は中継港の地位失う

米国のラジオ・フリー・アジア(RFA)は4月4日、香港が中継港としての地位を失いつつあると報じた。5日の香港メディアによると、RFAはサプライチェーン管理協会のトム・デリー最高経営責任者(CEO)の発言を引用し、香港が中継港としての地位を失いつつある主な理由は香港の国際政治的地位の根本的な変化であると報じた。特区政府運輸及物流局は5日、「香港の国際海運拠点としての急速な劣化についてのラジオ・フリー・アジアの不当な発言は根拠がなく、捏造されたものである」との反論を発表し、このような捏造をした恣意的な批判や攻撃は決して容認しないと表明した。

運輸及物流局は「2023新華バルチック:国際海運センター発展指数報告書」で香港は世界第4位にランクされていることを挙げ、国際海運センターとしての香港の地位は国際的に広く認識されていると述べた。 運輸及物流局は、香港が世界の重要なハブ港であり、毎週300便以上の国際コンテナ定期便が運航し、世界中の約500の目的地を結んでいると指摘。香港の港湾コンテナ停泊日数は0.95日で、世界上位20のコンテナ港の平均である1.85日に比べ大幅に低く、香港の港湾の効率的な取り扱い能力が示されていると説明した。さらに香港の船舶登録は国際的に広く認知されており、総トン数では世界第 4 位にランク。世界の港湾国の監督下で香港籍の船舶の滞留率は非常に低く、2023年の滞留率は0.81%で、世界平均(3.39%)を大きく下回っていることなどを挙げた。運輸及物流局は、上記のことは香港の海運分野での優れた実績を示していると強調し、ラジオ・フリー・アジアの不当な報道は事実無根で根拠のないものと非難。香港が国家の安全を守る活動をめぐり、メディアは香港の優位性を懸念しているが、それは説得力がないと指摘した。

© HKP