紅こうじ健康被害疑い、滋賀での確認は計12件に拡大 手のしびれや高血圧などの症状

滋賀県

 小林製薬(大阪市)の「紅こうじ」を使ったサプリメントを巡る問題で、滋賀県内で健康被害が疑われる事例は、8日正午時点で計12件となった。これまでに症状を訴えた人は、いずれも同社製の「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」を摂取している。

 県と大津市は、今月3日の会議で、健康被害が疑われる事例が計7件確認され、別の1件について詳細を確認中とした。県によると、8日までにさらに甲賀保健所管内で2件、東近江と高島保健所管内で各1件、健康被害の訴えが確認され、県内の疑い事例は計12件となった。

 このうち、高島管内の50代女性は、手のしびれや高血圧、尿の泡立ちなどの症状があり、通院治療中。東近江管内の60代女性は、けん怠感やふらつきの症状が続いている。残る2人は、一時けん怠感や尿の泡立ちがあったものの、現在症状はないという。

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