「大谷グローブ」がお引越し 3つが15個に 新たに誕生した小学校 岐阜

全国の小学校に届いた、通称「大谷グローブ」。新学期を迎え、数が増えたという学校も!一体なぜなのでしょうか?

メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手から、全国の小学校に、3つずつ贈られた”大谷グローブ”。 子どもたちの手元に届いて、はや数か月。その使い道は学校によって様々です。 愛知県豊橋市の「花田小学校」では、地元の少年野球チームが、大谷グローブを使って、野球教室を開催。キャッチボールのコツなどを教えています。 そして岡崎市の小学校では、先月6年生の思い出づくりにと、近くの小学校と合同で、大谷グローブだけを使った、野球大会を企画しました。 「盛り上がりましたよ。大谷グローブをつけて、実際の野球をやるのは、子どもたちの気持ちが高ぶった。6年生以外の児童も、ぼくたちもやりたかったと言っていたので、また次の企画を考えても楽しいし、子どもたち自身が、ぼくたちはこれがやりたいと言ってくれれば、全力で我々は支えたい」(六ツ美中部小学校 神谷敦仁校長)

毎日使っていた大谷グローブ 小学校の閉校後は…

設楽町の「田峯小学校」は、この春から、約10キロ離れた、「田口小学校」に統合されました。グローブの寄贈が発表された時点で廃校は決まっていましたが、ほかの学校と同じように届きました。 「田峯小学校」の全校児童は、5人だったためキャッチボールをする程度でしたが、ほぼ毎日楽しんでいたそうです。 この“田峯小の大谷グローブ”の行き先は、閉校式があった先月末の時点では、正式に決まっていませんでした。 校舎は、国の登録有形文化財のため、そのまま残るそうですが…。 「地区の皆さんは『田峯でもらったのだから、田峯に残せばいい』といっているが、ここに残ると展示されてしまうので、できれば多くの人に使ってもらえる場所にいくのがいいかなと思う」(田峯小学校 村松敦雄校長)

子どもたちと一緒に“新しい小学校にお引越し”

設楽町の教育委員会による最終判断を待つこと2週間。新学期を迎えた先週金曜日、統合先の「田口小学校」を訪ねると、“田峯小の大谷グローブ”は、子どもたちと一緒に“新しい小学校にお引越し”となりました。 「大谷選手の願いが、子どもたちに野球をやろうよというメッセージなので、やはり、子どもたちのそばに置くのが1番いいだろうと。子どもたちにとっては特別感があって、うちの学校だけ6つあるのだと。とにかく、いっぱい使ってほしいと思う」(田口小学校 後藤克史校長) こうして設楽町の「田口小学校」には、合わせて6個のグローブが並ぶことになりました。 「田峯小学校」出身の児童に、大谷グローブについて、聞いてみると…。 「一緒に来たから、友達みたいな感じ」(田峯小学校出身の児童) 統合して人とグローブが増えたことで、2人にはこんな夢ができたそうです。 Q.大谷グローブを使って、新しい学校でなにがしたい? 「野球で試合がしてみたい!」(4年生・6年生児童)

5つの学校が統合し15個集まった学校も

8日、入学式が行われた、岐阜県海津市の「海津小学校」。5つの学校が統合し、この春、新たに誕生した学校です。ということはまさか…!? 「こちらが…?15個、集まりました。いや~迫力ありますね…15個もあると。」(海津小学校 後藤秀樹校長) なんと、5つの学校の大谷グローブが大、大、大集結!あわせて15個になりました。 「みんなで本格的な野球ができるなあって思っていますね。大谷グローブをもとに初めて会った子どもたちもいるので、一緒に交流できたりするといいかもしれない。」(後藤秀樹校長) 15個もあることについて、子どもたちは…。 Q、ここの学校15個あるらしいよ? 「うそ!15個!?知りません!」 「大谷のグローブを使ってみたい。」(海津小学校の児童) Q、何にしたい15個で? 「野球!試合したい!」(海津小学校の児童) (4月8日 15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ+』より)

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