【新学期を前に命を守ることを考える】SNSの使い方や自転車通学のヘルメット着用・福島
6日、群馬県の踏切で9歳の女の子が列車にはねられ、死亡する事故がありました。
福島県内でも、同じような事故は、起こりうる可能性があります。
現場は、遮断機や警報機のない踏切で、県内にも、似たような踏切は、100箇所近く残されていて、自治体や鉄道事業者が対策を検討しています。
6日、群馬県高崎市にある上信電鉄の踏切で、小学四年生の女の子が列車にはねられ、死亡しました。
女の子は、犬を追いかけて踏切に入ったと見られていて、現場の踏切には、遮断機や警報機がありませんでした。
実は、こうした遮断機や警報機がない踏切は、全国に存在します。
県内でも2年前、福島交通飯坂線の遮断機と警報機がない踏切で軽乗用車と列車が衝突。運転手が死亡する事故が起きています。
こうした踏切を、国は減らしていくよう対策を進めていますが、県内には2019年末時点で、遮断機と警報機がない踏切が「99箇所」あるとされています。
群馬県の事故を受けて、8日、内堀知事は…
■内堀知事
「今回の群馬県における事例というものもしっかりと状況を見ながら県として、あるいは鉄道の運営者としてどういった対応が必要かを検討していくことが重要だと考えています」
遮断機や警報機を設置するといった対策を進めていくうえでは、費用面の課題があります。
県内でも自治体や鉄道事業者が、こうした踏切の廃止なども含めて対策を検討しています。