「お世話になりました」「悲しすぎて悲しいし寂しい」小豆島から離れる恩師を生徒と満開のサクラが見送り【香川】

香川県の小豆島で別れの儀式です。人事異動でこの春、高校を離れる教員を、教え子たちが港で見送りました。

満開のサクラが見守る中、生徒と教員が別れの挨拶を交わします。

(生徒)「お世話になりました」

(離任する教員)「また読ましてな」

(生徒)「欠点取りません。もう」

高松行きのフェリーの出発が30分後に迫った、小豆島の池田港です。

島でただ一つの高校小豆島中央高校から転出や退職のためこの春、11人の教員が去ることになりました。

港には生徒150人が見送りに訪れ、恩師との別れを惜しみました。

(離任する教員)
「最後までほんまにありがとうございました。最後の総体がんばってよ」

(生徒)「見に来てください」

(離任する教員)「テニス部顧問なんで、会場にはいます」

(転任する教員)
「明るくて素直な子たちがたくさんいる学校だったんで、楽しい4年間過ごさしてもらいました」

(転任する教員)
「小豆島のために一生懸命貢献したりできる子になってほしいなと思ってます」

船出の時が刻一刻と近づきます。

(見送りに来た生徒)
「本当に悲しすぎて。悲しいし寂しいし。ほんまは一緒に卒業して先生バイバイってしたかったのに。ちょっとほんまに悲しいです」

「励ましてくれた先生だったので。すごく転任されるのは悲しいんですけど。転入先でもがんばっていただきたいという気持ちがあります」

(応援団長)
「フレフレ先生!フレフレ先生!フレフレ先生!」

(転任する教員)「やばいな、泣くわ」

「先生バイバイ」

教え子との日々を胸に、島を離れる教員たち。少し切ない、小豆島の春です。

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