未来の担い手を育成!林業大学校の1期生が入学式 スギ・ヒノキ活用の施設の落成式典も

とちぎテレビ

県土面積の半分を森林が占める栃木県で、木材産業の未来を支える人材の育成を目指します。この春開校した林業大学校の第1期生が8日、入学しました。

入学したのは男女21人です。特色は、即戦力となる人材育成や実習を重視している点で、入学生は10代から40代まで年代もさまざまです。今後1年間にわたって、未経験者を対象とした課程で「スマート林業」といった最先端の技術なども学んでいきます。

挨拶に立った大野英克校長は「今後、車や飛行機にも木の素材が使われる。100万立方メートルの需要があり、成長には皆さんのような若い人材が増えていくのが絶対条件です」と激励しました。

これに対し、柿沼太一さん入学生が「将来のリーダーを目指して入学を決意しました。知識と技術を磨き第一線で活躍できる人材を目指します」と決意を述べました。

一方、8日は林業大学校と、隣接する林業センターの落成記念式典も行われました。栃木県産のスギやヒノキをふんだんに使い、木造の「研修・研究棟」、「林業機械整備棟」など4棟を新たに整備しました。

式の後は「全天候型実習棟」で実際にチェーンソーで木を切り倒したり、ドローンで重い苗木の束を運んだりするデモンストレーションが行われ、林業大学校の船出を祝いました。

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