椅子で一つの輪を作る「サークル対話」 みんなで顔をみながら“じゃんけん” 名古屋

メ~テレ(名古屋テレビ)

8日は、名古屋市の小学校が入学式を迎えました。北区の小学校では、式典を行う体育館に並べられた椅子が珍しい形をしています。どんな意味があるのでしょうか。

8日、新たな門出を迎える子どもたちを祝うかのように咲き誇った満開の桜。 名古屋市北区の如意小学校では、38人の児童が入学式を迎えました。 入学式といえば、児童たちは正面の壇上に向かって列になって座るはずですが、こちらでは輪のように椅子が並べられています。 児童たちは、輪になって座り、そのまま式は進行します。 椅子で一つの輪を作り、お互いの顔や表情を見て話すことを「サークル対話」といいます。 如意小学校では、昨年度から授業などで「サークル対話」を実施していて今回、入学式でも導入を始めました。 Q.どういった意図が 「一番は温かい雰囲気で子どもたちが入学式を迎えられるように、先生は子どもたちの顔を見ることができる。笑顔かなとか元気かなとか。子どもたちも友達同士の顔が見られるので心理的安全性がある」(如意小学校 友松功 教務主任)

お互いの顔が見えることで安心して話すことができる

先生だけではなく、児童たちもお互いの顔が見えることで安心して話すことができるこの形。 入学式で行われた質問コーナーの時間でも、答えているクラスメイトの顔をしっかりと見ることもできます。 また、「じゃんけん」もみんなで顔をみながら楽しめます。 この新たな取り組みに保護者は―― 「身近な感じがして先生たちと一体化して、育てていこうという雰囲気が見てとれたので、変わってはいるけどいいなと思いました。みんなの顔を見ながら話すのはいいなと思うので、これからも続けてほしいと思います」(保護者) 如意小学校は、1年生の授業でも4月中には「サークル対話」を行っていくとしています。 (4月8日15:40~放送メ~テレ『ドデスカ+』より)

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