住宅用火災警報器 電池切れも 「定期的に点検を」 春の火災予防運動で呼びかけ

県内で春の火災予防運動が行われていて、秋田市では消防署員が住宅用火災警報器の定期的な点検などを呼びかけました。県内は乾燥しやすく火事が発生しやすい状態が続いていて、火の取り扱いには一層の注意が必要です。

秋田県春の火災予防運動では住宅の防火対策の推進が最重点項目に掲げられています。8日は秋田市の土崎消防署の署員が住宅を回り、火災警報器の定期的な点検を呼びかけました。

住宅用の火災警報器は2011年に設置が義務付けられました。県内の設置率は去年6月時点で84・8%と全国平均をやや上回っていますが、設置から10年以上経って電池切れなどで正常に作動しないケースも多いといいます。正常に動いていればひもを引っ張るなどした際に警報音が鳴り、反応がなければ交換が必要です。

県によりますと県内では今年に入ってから先月末までに69件の火災が発生し、9人が死亡しています。空気が乾燥し火災が発生しやすい状態が続いていて、今月に入ってからは枯れ草などを焼く火事も相次いでいます。消防は火の取り扱いに一層注意するよう呼びかけています。

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