体長50cmのクマと取材班が遭遇 目撃相次ぐ秋田市広面の休耕田 近くに住宅や病院も…注意呼びかけ

秋田朝日放送

クマの目撃が相次ぐ秋田市広面で8日、秋田朝日放送の取材班がクマと遭遇しました。すぐ近くには住宅街が広がっていて警察などが注意を呼び掛けています。

8日午後0時40分ごろ取材班が秋田市広面堤敷の休耕田を訪れたところ、体長50cmほどのクマと遭遇しました。警察によりますとこの場所では先月29日から4日連続で、今月4日からは3日連続で同じ個体とみられるクマが目撃されています。
休耕田の西側には住宅街が広がっていて、およそ200m先には病院や商業施設などもあり多くの人が行き交う場所です。午後1時すぎには周辺住民に注意を呼び掛けるため盾を持った警察官が到着しました。
取材班の到着からおよそ30分ほど休耕田の中を行ったり来たりしていたクマですがこの後人の気配を感じたのか動き出します。クマは山の奥へ逃げていき、秋田市や秋田県の職員があたりを探しますが姿は見当たらず網での捕獲はできませんでした。
秋田市ではこのクマを捕獲しようと5日に箱わなを設置しました。中には米ぬかとハチミツを混ぜたエサを入れていて毎朝中の様子を確認しているということです。
秋田県警によりますと県内では今年に入ってから7日までに69件のクマの目撃情報が寄せられているということです。

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