矢板市長選 一夜明け 森島武芳さん激戦語る

とちぎテレビ

任期満了に伴う矢板市長選挙は4月7日に投開票が行われ、新人で前の市議会議員の森島武芳さんが現職との一騎打ちを制し、初当選を果たしました。激戦から一夜明けた8日、森島さんが当選の喜びと市政運営への抱負を述べました。

矢板市長選挙は前の市議会議員で、民間企業で12年間務めた経歴を持つ新人の森島武芳さん37歳と、現職の齋藤淳一郎さん51歳の一騎打ちの戦いとなりました。

開票の結果、市政の刷新を掲げた森島さんが9542票を獲得し、齋藤さんに2231票の差を付け初当選を果たしました。激戦から一夜明け、森島さんは、矢板市本町の選挙事務所で改めて当選の喜びを語りました。

選挙戦の中で、雇用と経済を公約の1丁目1番地に掲げてきた森島さんは、まず取り組んでいきたいこととして、市の南側にある産業団地の整備や企業誘致を挙げ、自身の民間企業での営業職の経験を生かし、市内外の企業に自ら出向いて誘致につなげていきたいと話しました。

また、シャープ工場跡地における「木質バイオマス発電事業」については、市民の健康被害の有無を判断できる科学的根拠がないとし、判断できる段階ではないと、改めて見解を示しました。

そして、少子高齢化や産業の衰退などの課題に対処しながら、かつて企業城下町として名を馳せた矢板市を県北の中心的な自治体にしていきたいと意気込みました。

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