春迎え「こも巻」外す 稲元興業が地域貢献 秦野市

松の木の幹に藁を巻いて冬の寒さから木を守る「こも巻き」。松の葉を食べるマツケムシが暖かい場所に集まる習性を利用し、冬の間に藁に虫を集めて駆除することを目的に行われている。

水無川沿いの鶯橋から堀戸大橋付近に植わる松の木に施されたこも巻きは、(株)稲元興業(秦野市戸川)が昨年12月に取り付けを行ったもの。ようやく暖かい春を迎えた3月30日、同社社員らにより藁を外す作業が行われた=写真。

「地域貢献の一環として10年ほど前から、この取り組みを行っています。こんなに立派な松の木なので、今後も引き続き取り組んでいきたい」と同社常務取締役の三谷隆明さんは話す。

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