クローゼがバイエルンの暫定監督に就任?地元紙がレジェンド招聘の可能性を報じる

バイエルンの新監督候補にレジェンドの名前が急浮上した。現地時間4月9日に行なわれるチャンピオンズリーグ(CL)のアーセナル戦に敗れた場合、ミロスラフ・クローゼが暫定監督に就く可能性があるという。ミュンヘンの地元紙『アーベントツァイトゥンク』が報じた。

現在、指揮を執るトーマス・トゥヘル監督は今シーズンかぎりでの退任が決定済み。しかし、ブンデスリーガで2連敗を喫していて、チームは3位転落の危機に瀕している。

これ以上の転落は看過できず、同紙は「シーズン終了前に監督交代が必要となった場合、考えうる、起こりうることは次のようなものになるだろう」としてクローゼ招聘論を綴っている。

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バイエルンのOBであり、ドイツ代表の歴代最多得点者であるクローゼは、16年の現役引退後にドイツ代表やバイエルンのアシスタントコーチを歴任。2022年7月からはオーストリアのSCRアルタッハで監督を務めていたものの、23年3月に成績不振で解任されている。以降は現場から離れ、テレビ解説者として活躍中だ。

同紙によれば、クローゼが暫定監督となった場合、アシスタントコーチには同職の経験がある69歳の重鎮ヘアマン・ゲアラント(現ドイツU-21代表コーチ)が就任する見込みだという。ただ、これはさらに深刻な状況になった際にのみ検討されるテーマとも強調している。

はたして、レジェンドの緊急招聘という「ウルトラC」が飛び出すのか。まずは9日のCLに注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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