家電量販店員を名乗る男「あなたのカードで買い物した人がいる」…まず詐欺を疑って!新潟市西区の80代女性が100万円被害

 郵便局員を名乗る女らにキャッシュカードをだまし取られ、口座から計約100万円を引き出されたとして、新潟市西区の80代女性が4月8日、新潟西署に被害を届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 新潟西署によると4月4日、女性宅に家電量販店員を名乗る男から「あなたのキャッシュカードを使って買い物に来た人がいる」、銀行協会職員をかたる男からは「カードはもう使えないので、郵便局員が自宅に伺って封をする」などと、それぞれ電話があった。

 その後、郵便局員と称する女が女性宅でカード3枚を封筒に入れ、同じ大きさのプラスチック板が入った封筒にすり替えて立ち去った。

 女性の相談を受けた親族が110番通報。預金口座を調べたところ、同日中に約100万円が引き出されており、詐欺だと分かった。

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