エヴァートンがまたしても勝ち点剝奪処分 財務規定違反で2ポイントの減点に

写真:今シーズン、エヴァートンは2回目の勝ち点剝奪処分となる

プレミアリーグは4月8日、「収益性と持続可能性に関する規則(PSRs)」に違反したとして、エヴァートンに勝ち点剝奪処分を科したことを発表した。

独立委員会はエヴァートンが1660万ポンド(約32億円)の違反をしたことを認め、2ポイントの即時勝ち点剝奪処分を下したという。

この減点処分によりエヴァートンの勝ち点は「29」から「27」に変更され、ブレントフォードが15位に浮上し、エヴァートンは1つ順位を落とすことになる。

エヴァートンはすでに2021-22シーズンまでの3シーズンの評価期間でPSRsに違反し、10ポイントの勝ち点剝奪処分を受けていたが、今年の2月に控訴した結果、6ポイントの剥奪処分に軽減されていた。今回は2022-23シーズンまでの3シーズンの評価期間で違反した処分となる。

この発表を受けてエヴァートンは公式サイトで以下のように声明を出した。

「独立委員会の決定に対する控訴の準備を始めている。2024年1月、エヴァートンはプレミアリーグから2022-23シーズンで終了する評価期間のPSRsの基準に違反したとして告発された」

「同委員会は本日、エヴァートンに2ポイントの勝ち点剝奪処分を発表した。クラブはこれ以上の制裁は適切ではないとの立場を取っているが、二重罰の懸念、ウクライナ戦争によりクラブが直面している酌量すべき状況、高いレベルでの協力など、クラブが提起した問題の多くを委員会が評価してくれたことを喜ばしく思う」

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