ウラド草原でニシハイイロペリカンを確認 中国内モンゴル自治区

ウラド草原でニシハイイロペリカンを確認 中国内モンゴル自治区

1日、内モンゴル自治区バヤンノール市の紅旗ダムに現れたニシハイイロペリカン。(フフホト=新華社記者/李雲平)

 【新華社フフホト4月8日】中国内モンゴル自治区バヤンノール市のウラド草原でこのほど、国家1級保護野生動物のニシハイイロペリカン16羽が確認された。ウラド後旗草原局が明らかにした。

 ニシハイイロペリカンは主に欧州南東部、アフリカ北部、アジア東部の沿海地帯や内陸湖、河川、沼地に生息する。

ウラド草原でニシハイイロペリカンを確認 中国内モンゴル自治区

1日、内モンゴル自治区バヤンノール市の紅旗ダムに現れたニシハイイロペリカン。(フフホト=新華社記者/李雲平)

 今回現れた場所はモンゴル国境に隣接する「内モンゴルウラド梭梭(ソウソウ)林-モウコノロバ国家級自然保護区」の紅旗ダム。保護区は総面積6万8千ヘクタールで、天然のソウソウ林とノロバが分布する重要地区となっている。16羽はここ数年の確認例の中で最も多く、群れには成鳥と幼鳥がいずれも含まれていた。

 世界の渡り鳥の主要な移動ルート3本は内モンゴル自治区を経由しており、うち1本がウラド草原を通っている。自然保護区では野生動物の管理・救護拠点などを整備し、安全な通り道を設けることで、より多くの採餌や活動の場を提供している。(記者/李雲平)

ウラド草原でニシハイイロペリカンを確認 中国内モンゴル自治区

1日、内モンゴル自治区バヤンノール市の紅旗ダムに現れたニシハイイロペリカン。(フフホト=新華社記者/李雲平)

ウラド草原でニシハイイロペリカンを確認 中国内モンゴル自治区

1日、内モンゴル自治区バヤンノール市の草原上空を飛ぶニシハイイロペリカン。(フフホト=新華社記者/李雲平)

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