スーパーマン初登場のコミック本、約9億円で落札

スーパーマンが初登場したコミック本が600万ドル(約9.1億円)で売却された。DCコミックを代表するスーパーヒーローの1人であるスーパーマンが初登場した1938年の『アクション・コミックス』第1号が、2022年にオークションで530万ドル(約8億円)で落札された1939年発刊の『スーパーマン』第1号の記録を更新した。

ヘリテージ・オークションズのバリー・サンドヴァル副社長は、オークションに先駆け、声明の中で「『スーパーマン』と『アクション・コミックス』第1号がなかったら、コミック黄金時代の到来、またはその媒体が現在のようなかたちになっていたかどうかはわかりません。私たちは、黄金時代前のスーパーマン作品から『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』までの全てを網羅する歴史豊かなオークションで歴史を作ったことを嬉しく思います」と語っている。

スーパーマンが車を持ち上げる姿が表紙の同号は、現在78冊が存在することが分かっており、以前同社が売却したものは「グレード8」だった一方、今回のものは唯一存在する「グレード8.5」で「非常によい」コンディションだったことから、前回を上回る値がついたという。

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