イカの駅つくモールが営業再開 当面は物販のみ

営業を再開したイカの駅つくモールの売り場=能登町越坂

 地震の影響で休業していた能登町越坂(おっさか)の観光交流施設「イカの駅つくモール」が8日、営業を再開した。当面は水曜を除く午前11時~午後2時に限定し、物販のみを取り扱う。

 地元住民の利用のほか、災害支援で訪れているボランティア、応援職員に地元の産品を提供しようと店を開けた。店内には小木港で取れたイカを加工した「能登いか煎餅」、珠洲名産の天然塩、魚醤「いしる」などが並べられた。

 元日の地震で建物は一部損壊し、津波で内部は50センチほど浸水したが、イカの大型モニュメント「イカキング」に大きな被害はなかった。林生一郎駅長(45)は「観光需要が回復すれば、飲食スペースも再開させる。奥能登に元気を与えたい」とした。

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