上場企業分析 データ活用し仕入れ改革  ヒマラヤ  収益力回復に力 EC事業強化、売り上げ拡大へ 26年8月期、売上高1.5倍めざす

ヒマラヤ最大規模の本館(岐阜市)

 スポーツ用品のヒマラヤ(本社岐阜市)は、2024年8月期を初年度とする3カ年中期経営計画で売上高690億円、経常利益30億円を目指している。直近の23年8月期はサッカー、野球など一般スポーツ用品が伸びて売上高が前期比2.1%増の601億円となったが、需要が一巡したキャンプ用品の在庫調整などで、経常利益は52.4%減の11億円に半減した。収益力の回復に向け、データを活用した仕入れ改革やEC(電子商取引)事業の強化に力を入れている。

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