NY株反落、11ドル安 利下げ開始遅れの観測で

 【ニューヨーク共同】週明け8日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前週末比11.24ドル安の3万8892.80ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始が想定よりも遅れるとの観測が高まり、売り注文が優勢となった。

 前週末に発表された3月の雇用統計で労働市場の堅調さが示されたことなどを背景に、早期利下げ観測が後退した。ただ、10日の消費者物価指数(CPI)発表を控えて様子見ムードも強く、小幅な値動きとなった。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は続伸し、5.44ポイント高の1万6253.96。

© 一般社団法人共同通信社