「退職金全国3位」は誤り データ入力で単純ミス 「ダブルチェック務める」 群馬・館林市

 群馬県館林市は8日、総務省が発表した昨年の地方公務員給与実態調査で、全国市区町村で3位と報道された2022年度定年退職手当の平均額「3101万8000円」は「2215万5000円」の誤りだったと発表した。データ入力時に退職者の人数を間違えたのが原因。

 市人事課によると、一般行政職の60歳定年退職者について対象者を「14人」とすべきところを「10人」と入力。総額約3億1018万円は合っていたため、平均額が上昇した。訂正後の額は県内12市では平均的という。

 同課によると原因は入力時の単純なミスで「今後は二重にチェックするなど、再発防止に努める」としている。

 調査結果は同省が3月に発表。市は一部報道でミスに気付き同省に報告、データの訂正を依頼した。

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