「エンドウの獲得は天才的な一手」遠藤航加入の“計り知れない効果”に地元メディア感服!「驚くべき適応力と貢献」

昨夏にシュツットガルトからリバプールに加入した遠藤航は、シーズン序盤こそプレミアリーグの水に慣れずに出番が限られていたものの、昨年12月以降は攻守に好パフォーマンスを継続。いまやチームを安定されるアンカーとして不可欠な存在となった。

そんななか、リバプールの専門サイト『Anfield Index』は、日本代表MFがもたらした効果について検証。「エンドウはリバプールの中盤のマエストロ」として、こう称賛している。

「今シーズンのリバプールの旅は、戦略、スキル、そしておそらく移籍市場における天才的な一手が見せどころだった。ファンや評論家が同様に精査した無数の決断の中でも、エンドウの獲得はプレミアリーグのタイトル獲得への希望に大きな影響を与えた傑作として際立っている」

同メディアは「昨夏、リバプールがモイセス・カイセドとロメオ・ラビアに注目したとき、ファンは期待を抱いていた。しかし、どちらの契約も実現せず、リバプールは、あまり期待されていなかったが、現在では非常に高く評価されている道、つまりシュツットガルトから遠藤を獲得する道へと導かれた」と綴っている。

「ユルゲン・クロップ監督はリバプールの中盤を変革し、エンドウをスムーズに統合した。当初は賢明な選択ではなかったが、クロップ監督からはエンドウは『クレイジー』『マシン』『ワールドクラス』と呼ばれ、その驚くべき適応力と貢献が強調されている」

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記事は、「彼の役割により、アレクシス・マカリステルのようなタレントがピッチ上でより開花するのが可能になり、リバプールのレジェンドと比較されるようになった」と主張。「たった一度の移籍期間で中盤を徹底的に改革しようとするリバプールの試みは野心的だった」と続けている。

「遠藤の統合により、予想よりも早く変革が進んだ。彼の守備の洞察力と、マカリステルやドミニク・ソボシュライのようなチームメイトの可能性を引き出す能力は、この急速な進化の中心となっている」

『Anfield Index』は、「エンドウの戦略的なポジショニングと絶え間ない仕事量は、リバプールに安定性と創造性をもたらした。これは以前のセットアップでは散発的に欠けていた要素である」と強調している。

「特にマカリステルとの連係は、リバプールの中盤にダイナミズムと新たな次元を注入し、より積極的で流動的な攻撃アプローチを可能にした」

加入時はイングランドではほぼ無名の30歳がもたらした効果は、文字通り計り知れない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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