若松町1丁目地区再開発(神奈川県横須賀市)、25年10月着工へ/組合

神奈川県横須賀市の「若松町1丁目地区市街地再開発組合」(理事長・小勝太郎勝総合開発代表)は、京浜急行横須賀中央駅前で計画する再開発施設の建設を2025年10月に着手する見通しだ。29年5月末の竣工予定。33階建て延べ約4・7万平方メートル規模の店舗・ホテル・住宅など複合施設を建設する。施行期間は30年12月31日まで。事業協力者として戸田建設が参画している。
再開発事業の施行地区は横須賀中央駅に近接する若松町1丁目北地区の約0・6ヘクタール。1月に変更した事業計画によると再開発施設の敷地面積は3445平方メートル、建築面積は3005平方メートル。建物はRC一部S造地下1階地上33階建て塔屋1階延べ4万7130平方メートル。高さは約128メートル。住戸数は273戸、駐車台数は157台を予定している。
建物の地下1階は駐車場など。横須賀中央駅からペデストリアンデッキで直結する2階を含む1~4階には店舗などを配置する。5階は住宅共用室などで、6~10階にホテル、11~33階が住宅となっている。住宅部分の延べ床面積は2万65790平方メートル。
公共施設部分は幹線道路3・4・4号大滝上町線(幅員22メートル、延長約120メートル)、区画街路(市道558号線、市道559号線、市道571号線)などが整備済み。敷地内の歩道状空地は敷地外周部分に道路と一体的に確保し、歩行者の安全性と利便性に配慮する計画だ。

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