子どもの結婚式を欠席した友人に、「うちの子の来なくていいよ!」と言われ… マウント気質の友人と絶縁した女性の回想

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長い付き合いだとしても、心からの親友とは限らない。高知県の50代後半女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収150万円)は、2~3年前に小学生の頃からの友人と絶縁したという。その友人は女性をライバル視し、「嘘をついてまでマウントを取りに来る子」だったそうだ。

「私はそれがマウントだと気付かずいたのですが、(友人は)高校受験を控えた中学3年の全国模試で私のほうが成績が良かったことに腹を立て。一方的に無視されるようになり、それを機にほかの同級生まで私を無視するようになり……」

友人の行為は、もはやマウントを超えてイジメといっていいだろう。しかし、その後同じ高校に入学しクラスも同じだったため、再び女性に話しかけてくるようになったそうだ。(文:福岡ちはや)

「友達でしょ?だからお願い!うちの店に来て、シャンプー買って、化粧品買って!」

高校卒業後、女性は大学に進学し、友人は美容室で働き始めた。そして偶然にもお互いに同じタイミングで結婚し、長子同士は同級生になったという。さらに時は流れ、女性は三児の母になり、友人は独立して自分の店を経営するようになっていた。

友人は経済力を手に入れたせいか、ことあるごとに女性にマウントを取り、それどころか

「友達でしょ?だからお願い!うちの店に来て、シャンプー買って、化粧品買って!」

と営業をかけてきたという。女性は当時を振り返り、

「ブランドものの自慢や宝石、車と、とにかく何を買うにしても値段やブランドを私にひけらかし、マウントを取ることをやめず」

「お菓子やパン作りが趣味だった彼女がそれを商売にして美容室で売り始め、あちこちの店にも置いてもらえるようになると『お菓子を買って!パン買って!』になりました。特別おいしいとか珍しいとか、そんなものでもないのに値段が高いので、あまり買わなかったけど」

と辟易する。ただ、そんな友人も「商売を始めるまでは毎週月曜日にあるヘアカット勉強会に行って新しいことを学んでいた」そうだ。彼女の姿を見て、「すごいな」と思ってさえいたという。

しかし、商売のことしか頭になくなった友人は勉強をやめ、「贅沢の限りを尽くすよう」になってしまったそうだ。

「うちの長子が先に結婚式をやることが気に食わなかったようです」

女性は当時の友人の暮らしぶりについてこう振り返る。

「毎週リンパマッサージや鍼治療、二重にする整形、ホクロやシミ取り、眉タトゥー。とにかくお金にものを言わせて、自分にもお金をかけて、家もホテル並みのバスルーム、二重サッシ、トイレのリフォーム。車も真っ赤なミニクーパー現金一括とどんどん派手になり、そのたびにマウントを取る連絡がありました」

女性は「そんな彼女がかわいそうになりました」と語るが、友人に対する不満が哀れみを上回ったのか、非公開のSNSで彼女のことを少しタイムラインに書いてしまったそうだ。すると、すぐに友人から「ほかの美容室に行って!」と連絡が入ったという。女性は「なぜか(本人に非公開のタイムラインが)目に入ったようで」と疑問に思いつつ、

「願ったり叶ったりとなり、彼女をブロック!今はしっかりしたチェーン店のサロンでキチンとした施術とカットなどを受けています」

と明かす。さらに思い出したかのように、こう付け加えた。

「長子の披露宴に(友人を)招待したけど断られていて、なんでかな?と思いましたが、結局うちが先に(結婚式を)やることが気に食わなかったようです」

「(その後)彼女の長子の結婚式があると聞いていたのですが、彼女が『あなたんちの欠席したし、うちの来なくていいよ!』と。そんな言い方されて、行く義理も何もないしねーって(思いました)」

ほかにも彼女から酷い仕打ちを受けてきたというが、「結局利用されていたことに気付いたし、それ以降あまり思い出すこともなくなりましたね」と苦笑いで結んだ。

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