八村塁が3ポイント成功率でリーグトップ10入り!絶好調の理由を本人は「レブロンとデイビスにマークが集中するから簡単」<DUNKSHOOT>

今季の八村塁は3ポイントが絶好調だ。チーム最多30得点を叩き出した現地時間4月7日(日本時間8日)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でも、5本中4本を沈めて成功率は42.7%まで浮上。これは成功率ランキングでリーグ十傑入り(9位)するほどの高数値だ。

このまま3ポイント成功率1位のタイトルを狙ってほしいところだが、所属するロサンゼルス・レイカーズの残り試合は3、現在1位のギャリソン・マシューズ(アトランタ・ホークス)の成功率が46.7%であることを考えると、3戦続けて6本以上をノーミスで決め続けなければならず、さすがに厳しいと言わざるを得ない。それでも、昨季わずか31.9%だった成功率を10%以上アップさせ、成功数でもキャリアハイを更新(現在93本)するなど、シューティング面で八村が驚異的な進化を遂げているのは間違いない。

では、なぜ3ポイントがここまで向上したのか。八村は3日の古巣ワシントン・ウィザーズ戦後、その理由をチームメイト、そしてコーチのおかげだと語っている。
「レブロン(ジェームズ)とAD(アンソニー・デイビス)と一緒にプレーしていると、彼らにマークが集中するから多くのワイドオープンが得られるんだ。簡単だよ、練習しているショットだしね。フィル(ハンディ・アシスタントコーチ)といつも練習しているし、このラインナップでは僕がオープンになるから、3ポイントを打たなきゃいけないといつも話している。ディフェンダーはAR(オースティン・リーブス)、D-Lo(ディアンジェロ・ラッセル)、AD、レブロンから離れられないから、僕は簡単にシュートを決められるんだ」

ショットが好調な理由について、八村はハンディ・アシスタントコーチと二人三脚で練習に取り組んでいること、そしてともにスターティングラインナップを組むラッセル、リーブス、レブロン、デイビスという優れたオフェンス力を持つ選手たちがマークを引き付けることで、ノーマークで打つ機会が多いからだと説明した。

現在、45勝34敗(勝率57.0%)でウエスタン・カンファレンス9位に位置するレイカーズにとって、残り3試合は負けられない戦いが続く。そんな状況下で、八村のシュートタッチが冴えわたっているのは心強い限りだ。

構成●ダンクシュート編集部

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