【新入社員必読!! ITの基本⑤】ビジネスの改善につながる ERPやCRMの活用法って?

By GetNavi web編集部

参考書の定番『ひとつひとつシリーズ。』の仕事版『仕事×ITの基本をひとつひとつわかりやすく。』がついに登場。現代のビジネスマンなら知っておきたい業務に役立つITスキルを丁寧にわかりやすく解説。時短テクニックや整理術をオールカラーでわかりやすく紹介します。

今回は本書より『DXを推進するERPとCRM』について抜粋して紹介していきます。

企業が持つ情報を一元管理する

多くの企業が会計や生産、顧客情報などの管理に業務システムを導入しています。業務システムとは、特定の業務や目的のために使用するシステムのことです。個々の業務システムでデータを管理していると、全体の状況が見えづらく、データによっては二重管理が発生します。そこで近年は、業務システムを改善し、企業が持つ情報を一元管理する動きが進んでいます。

ERPやCRMの活用がビジネスの改善につながる

①ERP(Enterprise Resource Planning)

ERPは、会計や生産、人事など主にバックオフィスの情報を一元管理しサポートするシステムです。企業資源(ヒト・カネ・モノ・情報)の状態が可視化できるため、情報共有と業務の連携を強化できます。それによりスムーズな意思決定を手助けし、結果として市場の動向や顧客の需要に対し、柔軟かつ迅速な対応が可能になります。

②CRM(Customer Relationship Management)

CRMは、顧客の基本情報や取引情報、コミュニケーション履歴など主にフロントオフィスの情報を一元管理しサポートするシステムです。蓄積した情報から、顧客との良好な関係を築き、利益を最大化させることが目的です。顧客情報を分析し、顧客のニーズに合わせて適切なタイミングで商品の提供が行えます。ただし、企業規模が大きいほど情報量が多くなり、業務をシステムに合わせることが難しくなります。目的に応じて、どのようなERPやCRMを導入するかを検討する必要があります。

【ワンポイントアドバイス】パッケージ型とフルスクラッチ型

業務システムの導入方法は、基本機能があるものを導入するパッケージ型と、ゼロから機能開発を行うフルスクラッチ型があります。パッケージ型は、コストが抑えられるものの、業務をシステムに合わせる必要があります。対して、フルスクラッチ型はゼロから開発するのでコストはかかりますが、業務に合わせたシステムを導入できます。

【書籍紹介】

仕事×ITの基本をひとつひとつわかりやすく。

著者:GAKKEN(編)
発行:GAKKEN

参考書の定番『ひとつひとつシリーズ。』の仕事版がついに登場。現代のビジネスマンなら知っておきたい業務に役立つITスキルを丁寧にわかりやすく解説。時短テクニックや整理術をオールカラーでわかりやすく紹介。

楽天koboで詳しく見る
楽天ブックスで詳しく見る
Amazonで詳しく見る

© 株式会社ワン・パブリッシング