７日、鳥取県米子市の空手道場で日ごろの稽古の成果を披露する昇級・昇段試験が行われました。
１２歳の女子選手も黒帯獲得に挑戦。
この年の女子選手の黒帯挑戦は大変珍しいとのことですが、果たしてその結果は？
米子市の極真館山陰支部・湖山道場で行われた昇級・昇段試験。
６歳から高校生までの３０人が、日々、鍛錬を重ねた技と力を披露しました。
４月に中学１年生になる米子市の荒木美都さん・１２歳。
空手競技歴は３年あまりですが、早くても５年はかかるという黒帯の初段を目指し
試験に臨みました。
荒木美都さん
「黒帯を取ってからが、空手の道の第一歩だと思いますので」
空手の基本的な動きや型などの試験のあと、最後は極真空手ならではの１０人組手の実技試験です。
３８年前に道場を開いた湖山彰夫さん。
長い指導歴の中でも、女子選手が中学入学までに黒帯を目指す昇段試験に臨むのは
初めてのことと言います。
極真館 国際本部長 山陰支部 支部長 湖山彰夫さん
「稽古に妥協しない、手を抜かないというところですね。とにかく常にＭＡＸの状態で稽古をするから、この３年２ヵ月の間にこれだけ強くなった、黒帯に挑戦できるまでに育ったということだと思います」
試験終了後、指導する湖山さんは黒帯への昇段を荒木さんに伝えました。
去年の全日本大会で２位の成績を収めるなど、これからの活躍にも期待がかかる荒木さん。
技と力、そして、心にさらなる磨きをかけて空手道を邁進します。
荒木美都さん
「世界大会で優勝することを目標に、押忍」
「全日本大会で優勝して、世界大会に出たいと思います」
