「日本では外食が安い」 初訪日のオランダ人が食文化に驚き 「ちょっと贅沢」な夕食とは

日本で合流したオランダ人の(左から)オスカーさんとルイさん【写真:Hint-Pot編集部】

外国人にとって、日本は人気の渡航先になっています。日本政府観光局の発表によると、2023年の訪日外客数は2500万人を突破。その多くが期待するのは、おいしい日本の食ベ物です。初来日したオランダ人ふたりも、食に関する充実ぶりを絶賛。出会った日は、夕食に“いつもより、ちょっと贅沢する”のを楽しみにしていました。いったい、どんな食事を予定しているのでしょうか。

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「オランダやヨーロッパにも、同じようなものはあるけど」

初めて来日したという、オランダ人のオスカーさんとルイさん。ふたりは東アジアを別々に旅し、スケジュールを合わせて日本で合流したといいます。すでに東京と京都を観光して、これから大阪、広島、福岡へ向かう予定なのだそう。

そんなふたりに、日本の食べ物について聞くと、称賛が次々と飛び出しました。

まず、少しびっくりしたというのが、コンビニエンスストアで売られている総菜パン。オスカーさんは「オランダやヨーロッパのほかの国にも、同じようなものはあるけど、クオリティが全然違う。卓越しているよ!」と話します。また、オスカーさんは「ラーメン」も気に入ったそうで、おいしいだけでなく、日本では気軽に食べられるのがポイントだと教えてくれました。

日本の食べ物や外食事情に羨望「日本だとどこに行っても…」

一方、ルイさんは外食の手軽さに文化の違いを感じたといいます。

「スーパーマーケットで食材を買うのは、オランダなどのヨーロッパの価格とそんなに変わらない印象だけど、日本では外食が安いよね」

これにはオスカーさんも同意します。オスカーさんによると、普段は月に1度程度しか外食をしないそうです。毎日外食というわけにはいかないのは、価格だけが理由ではありません。ヨーロッパの多くの国では、「街の中心地にしか飲食店がない」ことが多いようです。

「日本だとどこに行っても、外食できる場所がある。すごく手軽でうらやましいよ」とルイさん。日本は、食事のクオリティが高いのに加え、外食しやすい環境があることも素晴らしいと感じていました。

「おまかせ」の寿司を体験 「いつもよりちょっと贅沢」

普段はなかなか外食をする機会がないふたり。この日は特別な夕食の予定があるようで、とてもワクワクしていました。

ルイさんが「今夜は寿司を食べに行く予定なんだ、『おまかせ』のね」と明かすと、「今日はいつもよりちょっと贅沢だね」と、オスカーさんもうれしそうです。

職人さんの丁寧な仕事が光る本場の寿司に、感動が止まらなくなりそうですね。

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