北米で皆既日食、広い地域で7年ぶり 歓声沸く

Brendan McDermid Joseph Ax

[ナイアガラの滝(米ニューヨーク州) 8日 ロイター] - 北米の広い地域で8日、太陽が完全に月に隠れる皆既日食が観測された。米国とカナダ国境にあるナイアガラの滝には曇天にもかかわらず多くの人が観測に訪れ、夕暮れ前に雲が切れて30秒間「黒い太陽」が現れると大きな歓声が上がった。

皆既日食はメキシコ太平洋岸から米テキサスなど15州を横切りカナダに至る4000キロの地帯で観測された。遠方から観測に訪れた観光客もいた。北米の広い範囲で皆既日食が見られるのは2017年以来7年ぶり。

太陽が完全に隠れた時間は最長で4分28秒と、およそ2分42秒続いた前回の皆既日食を上回った。太陽のコロナも見えた。

米アーカンソー州の都市ラッセルビルでは皆既日食に合わせて集団結婚式が開かれ、約400組のカップルが参加した。

太陽が一部欠ける部分日食も米国の大半の地域で見られた。

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