【早出し】地域みらい留学生3人、新生活に期待 新庄南高金山校で入学式

高校3年間を新庄南高金山校で学ぶ地域みらい留学生3人=金山町・同校

 金山町の新庄南高金山校(森美千子校長)で8日、入学式が行われ、新入生16人が高校生活のスタートを切った。このうち、同校初めての「地域みらい留学生」の県外出身者3人が入学し、町での新たな生活に期待を膨らませた。

 斉藤駿(はやて)さん(15)=神奈川県出身▽五十嵐永遠(とわ)さん(15)=福島県出身▽金丸拓寛(たくひろ)さん(15)=秋田県出身=は同校で3年間学ぶ。

 地域みらい留学は「地域・教育魅力化プラットフォーム」(島根県)が運営する、都道府県を超えて全国の公立高に進学する制度。同校は町と連携し、2023年度から「地域みらい留学」に参画していた。

 町は留学生受け入れのために官舎を改装し、寮を整備した。留学生は寮から通学しながら、町のイベントに参加するなどして町民との交流を深める。

 入学式では、森校長が「自分の可能性を制限せず、努力を重ねてほしい」と呼びかけた。3人は「町民と交流しながら学ぶ行事が楽しみ」「クロスカントリーで全国制覇を目指したい」などと笑顔を見せていた。

© 株式会社山形新聞社